Industry 4 School プロジェクトは、教育現場と働く現場でのギャップが非常に大きいとされる金属加工分野における問題の改善や、熟練労働者の不足に対処するために、2017 年より活動を開始致しました。
競争力を維持するために、私たち企業は最先端の生産システムに投資して専門的なスキル習得に努めます。しかし残念ながら、学校の教育現場には、研究室の設置や最新の機器類を購入するための財源には限りがあります。そのため、各分野の大手企業の責任者を勤めた経験と事業拡大に邁進してきた3名の起業家が、この問題を改善するべく手を取り合いました。
- Mr. Gianluca Marchetti, 当社MTの社長
- Mr. Alessandro Pettinari, Industrie社
- Mr. Pietro Donati, Universal Pack社
地域における教育現場との協力関係:
- ITTS O. Belluzzi - L. Da Vinci, Rimini
- ITIS E. Mattei, Urbino
- ISISS P. Gobetti - A. De Gasperi, Morciano di Romagna
彼らは、人材育成の強化と地域経済発展を目的とした革新的なプロジェクトを生みだしました。
機械、電子、情報コースの IV および V クラスの生徒達は、毎週 2 回、学校での授業時間外に 3 つの会社のそれぞれに通います。そして、1社では計16時間、3社計では全48時間におよぶ研修にて学びます。
社外活動としての企業研修において、参加する学生達は先生役の各社員からのサポートを受けながら、最先端の機器や技術についての指導を直接受けます。機械や電気および電子の設計、そして機械や、ソフトウェア、更には安全性および品質などの分野も含まれます。
当社では、参加する学生は DMG森精機の日本が提供している 2 つの工作機械シミュレータにてトレーニングを積みます。また、旋盤と最新鋭のマシニング センターにて、プログラミングの学習も受けます。ワークショップでの図面理解から始まり、プログラミングや加工シミュレーションなどを通し、全ての製造プロセスを体験することになります。
Industry 4 School のプログラムは、参加する生徒たちが、金属加工部門の分野において業界をリードする、3つの異なる企業における実体験を通して、専門的な知識と経験値を高めることが出来る、生きた学びの機会となっております。
さらに、参加する生徒の中で最も優秀な学生への表彰精度や奨学金の精度なども、取組に参画している3社からは教育現場へ提供されていますので、工学部へ在籍をし続ける学生への支援も用意しています。
Industry 4 School プロジェクトの成功は、長年にわたり増え続けている参加者の数によって裏付けられているものと、私たちは考えております。